SFX、VFXのバイブル “Cinefex” 日本語版休刊。お疲れさまでした

Cinefex日本版 休刊のお知らせ
ボーンデジタルは2017年12月25日発売の47号をもって『Cinefex日本語版』を休刊することを発表、SFXからVFXまでを詳細なインタビューと取材、豊富な写真で構成した唯一の情報誌が幕を閉じた。

日本語版最終版47号

創刊初期のcinefex表紙の数々。左上のエンタープライズが創刊号。

Cinefexの本家は1980年ドン・シェイによってアメリカで発刊され、創刊号は『スタートレック』と『エイリアン』の特集。当時はまだSFXと呼ばれるスペシャルエフェクツや特撮のジャンルを紹介する雑誌でした。


すぐに日本語版も発刊され、当時はバンダイ系の会社から不定期に12号発行された。当時創刊時からの読者です。90年代に入り、一時休刊ののちにトイズプレスが日本語版を発行。39号を刊行した。休刊と発刊を繰り返し2006年より現在のボーンデジタルが日本語翻訳を担当した。
Cinefexといえばもう当時情報のない時代においては涙が出るくらい嬉しい情報誌でした。海外に行くたびに英語版を買い漁ったり、輸入盤を銀座の洋書屋さんイエナや西山書店に行ったものです。今は動画も含めて情報がある時代に入って書籍というメディアの価値がだんだん薄れているのかもしれない。日本語版を創ってきたスタッフにお疲れさまと感謝を贈りたいと思います。
「ありがとう、そしてお疲れさまでした」