やっぱりザッツエンターテイメント!

久しぶりに『雨に歌えば』(1952)を観て、ミュージカルの原点を振り返ってみたくなりました。
『雨に歌えば』はミュージカル映画の大傑作であり、名作中の名作と言えます。物語はまさに映画製作の舞台裏の物語です。時代でいうとちょうどサイレント(無声)映画からトーキー(音あり)映画に変わる時、それまで映画は映画館で生の演奏で音楽を聞かせるか、活弁士のようなセリフを言う噺家が壇上脇にいました。1920年代後半になり、フィルムに音声トラックを附けることが可能になり、映画はセリフ劇、ドラマの時代に入っていきます。
実際には長編映画として世界初のトーキー「ジャズ・シンガー」(1927)が大成功をおさめたことにより、ハリウッドにトーキーの波が押し寄せます。
映画の中では作りかけだったサイレント映画を無理矢理トーキーにするために代役にセリフや歌を吹替えさせることにします。当時としてはスターが本当に歌を歌うことが当たり前に思えた時代に吹替えで声を変えるという初の試みであり、嘘のような半分は本当の話だと思います。

そしてジーン・ケリーが雨の中で吹替え女優のデビー・レイノルズに愛を告白し、その喜びのまま雨の中歌いだす有名な”Singin’ in the Rain”

もう名作です。

そしてハリウッドのミュージカルは黄金期を迎えます。
70年代になり、その歴史的なMGMミュージカルを集めた映画『ザッツエンターテイメント』という映画が作られました。



That’s Entertainment! Official Trailer(1974)

この過去の作品を集めたものでしたが大ヒットを飛ばしパート3まで作られました。
That’s Entertainment, Part 2 (1976) Official Trailer

That’s Entertainment part 3(1994)