アニメ『悪の華』(2013)実写からのロトスコープによる日常感の再切り取り。第7話教室解放シーン、この名シーンを絶対に見逃すな

アニメ『悪の華』(2013)は2013年4月よりTOKYO MX、チバテレビ、tvk、BSアニマックス、他で放映された。
原作は同名の漫画『悪の華』押見修造。アニメ監督は長濵博史。アニメーション制作はZEXCS。全13話。
中学生から高校生にかかる思春期の絶望感や自我追求、性の抑圧を描いた青春アニメ。決して明るくはなく、暗いトーンが広がる。題名はボードレールの同名詩集に由来し、主人公も同詩集に心酔しているという設定。

予告篇

全てのシーンを役者さんを使って実写で撮影し、忠実にトレースして描き起こす”ロトスコープ”という手法が使われている。これにより、邪道だとか気持ち悪い、といった批評や感想も受けた。しかし、既存のアニメでは実現できない構図や、カメラワークを取り込むことに成功している。

実写とアニメの比較映像

だが、第7話の教室のシーン。スローモーションと画面に向かって筆で墨を描き、墨汁がほとばしるというアニメの歴史に残る名シーンだと思うので紹介したい。(注:音楽は別なものに差し代わっています)

公式サイト

講談社「別冊少年マガジン」連載中、原作 押見修造のテレビアニメーション企画「惡の華」公式サイトです。様々な情報はここからご覧下さい。
アニメ「惡の華」公式サイト - akunohana-anime.jp

海外での評価は高いようだ

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