『ジェミニマンJemini man』(2019) アン・リー監督が仕掛けるHFRハイフレームレート3D120fps劇場公開。北米14スクリーン、日本ではわずか3スクリーン

『ライフ・オブ・パイ』のアン・リー監督、ウィル・スミス主演の新作『ジェミニマン』

アン・リー監督は新しい技術としてHFR= High Framerate=120fpsでの撮影をしている。これは前作『ビリー・リンの永遠の一日(Billy Lynn’s Long Halftime Walk)』(2016)から挑戦している。

作品は一定の評価を得たものの、120fps上映に対応できる劇場は北米では2館だけだった。

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実はVFXのレジェンド、ダグラス・トランブルとのジョイントなのだ。

3D120pfsでの上映は世界初となる。だが、肝心の上映可能な映画館がまだ整備されていないのが実情。北米ではなんとわずか14館にとどまっているという。

日本でも60館ほどの映画館でHFRでの上映をおこなっているが、ほとんどの劇場は60fpsだ。

本来の3D120fpsで上映しているのは
埼玉 MOVIXさいたま、大阪 梅田ブルク7、福岡 T・ジョイ博多
の3館にとどまる。
120fpsという通常の映画24fpsの5倍のフレームで再現された映像はその情報量によってもたらされる鮮明で高密度な映像体験をもたらす。この機会に3D120fpsの新体験をしておくのも良いと思う。

ハイフレームレートを推進しているのは、ジェームス・キャメロン、ピーター・ジャクソンらもそうだ。
キャメロンは次回作『アバター2』でHFRの3D上映を予定している。ピーター・ジャクソンはすでに『ホビット』3部作で3D48fps上映している。