韓国映画『建築学概論』(2012年)この切ない青春映画に涙。

アジア映画の中でも秀逸なこの映画『建築学概論』は韓国でも社会現象を巻き起こした作品です。

韓国で恋愛映画の興行成績を塗り替え、大ブームを巻き起こした恋愛ドラマ。建築家の男性が大学時代の初恋の女性に仕事を依頼されたことにより動き出す二人の関係を、過去の記憶と現在の交流とを交錯させながらつづっていく。主人公の男女を、現代パートでは『私たちの生涯最高の瞬間』のオム・テウンとテレビドラマ「赤と黒」のハン・ガインが、大学時代を『高地戦』のイ・ジェフンとK-POPグループ「miss A」のスジが演じる。鮮やかに描かれる初恋の思い出と揺れ動く二人の感情が、観る者の心をときめかせる。

監督は、イ・ヨンジュ。
延世大学の建築学科で学び、
10年間建築士として働いた後、映画の世界に転向したという変わり種。
ポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』(2003年)で演出をつとめながら映画を学んだ後、
本作の脚本を書き上げた。

キャスト
スンミン:オム・テウン/イ・ジェフン
ソヨン:ハン・ガイン/スジ
“ナプトゥク”(納得君):チョ・ジョンソク

作中で済州島に建てられるソヨンが父のために建てた家は撮影終了後一旦は取り壊されるも、本作の大ヒットを受け2013年3月27日に「カフェ ソヨンの家」としてオープン