VFXの基本的かつ先進的な手法、カメラマッピング『フックThe Hook』(1991) に見る上杉裕世氏マットペイントの新しい進化形。

カメラマッピングというのは、CGの表現の中でも一番オーソドックスな表現にひとつです。

かつては、マットペインティングと言われたカメラの前のガラスに描かれていました。それまでのマット画は2次元であるが故、三次元的なカメラワークの前ではなかなか表現することが難しかったです。

その手法をCGに置き換えた先駆者は上杉裕世というマットペイントアーチストです。
『フックThe Hook』(1991) スティーブン・スピルバーグ監督
彼は当時Electric ImageというCGソフト上でカメラマッピングの手法を用いて自ら描いたマット画を3次元ジオメトリーにマッピングしてみせました。

「アメリカで修行しよう!」そんな気持ちで某長寿番組に出場し、見事優勝。その後アメリカ映画界で写真と見まがう「マットペイント」を描く男、上杉裕世氏。「マットペイントって何よ?」という方も含め、この人物についてご説明いたします!
日本発ハリウッドの「マットペインター」上杉裕世 - RENOTE [リノート]
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