【観れずにシネるか!?】名作映画探訪『明日に向かって撃て』(1969)色褪せない青春西部劇

今日から不定期で連載する”観れずにシネるか!?名作映画探訪”。最近ではない昔の名作映画やちょっと前の映画を紹介していきます。

アメリカンニューシネマと呼ばれる時期、60年代から70年代。アメリカが少し疲弊しその矛先を自由と奔放に求めた時期でもある。そんな時代に今見ても全然色褪せない西部劇がある。1969年に公開されたジョージ・ロイ・ヒル監督の『明日に向かって撃て』だ。主演はロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、キャサリン・ロス。


原題は『Butch Cassidy and the Sundance Kid』ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドという西部開拓時代実在の銀行強盗。
その自由奔放な生きざまが当時ベトナム戦争で喘いで行き場を失っていた若者たちの共感を呼んだのかもしれない。

そして、この映画の中で歌われている名曲『雨に濡れても』もいい曲だ。

私がこの『明日に向かって撃て』をいつ観たかはうる覚えだが、多分高校生時代だったと思う。映画好きだった私は学校をサボって飯田橋や亀戸の名画座(映画を2〜3本立てで格安)に通いつめていた。私の映画遍歴は次の機会に回すとしてアメリカンニューシネマ特集で『明日に向かって撃て』『俺たちに明日はない』だったような気がする。今度、ぜひ”アメリカンニューシネマ”特集をしたいと思う。

ちなみに劇中サンダンス・キッドを演じたロバート・レッドフォードがその後この役名にちなんで自身の地元ユタ州サンダンスでインディペンデント映画の登竜門でもある『サンダンス映画祭』を立ち上げたのは有名な話。

(注)”観れずにシネるか!?”は内藤陳氏の”読まずに死ねるか”から命名させていただきました。